「 ファクトフルネス 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣/ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド著」の感想・書評です。
副題は、「賢い人ほど世界の真実を知らない」
どういうことでしょうか?
知らないことでどんな弊害があると思いますか?
こんな人におすすめ
-経営戦略を考える経営者、企画部所属者
-グローバルに活躍するビジネスマン
学べること
-正しい情報を捉える思考術
-世界の潮流
-ビジネスチャンスを逃さない
結論
-世界は良い方向にかなり進んでいる
-ビジネスの場はアジア・アフリカに移る
ビジネスの戦略を考えるうえで、大切なことは何でしょう?
様々ありますが、1つに正確なデータがあります。
この本では世界の正しいデータと、それを歪めてしまう誰もが持っている本能(思考方法)について学ぶことができます。
ファクトフルネスの概要
-「先進国」と「途上国」という分け方は正しいか?
世界は良い方向にかなり進んでいて、大半の人は(約70%)は中所得者
▷ビジネスの対象になる人や地域を正しく認識できていますか?
-人口増加についての正しい認識
極度の貧困を抜け出した人々は、自らの意思で教育を受けさせられるだけの子供をもつようになる。
▷ビジネスチャンスを見逃していませんか?
-パターン化本能
人の行動の理由を、国や文化や宗教のせいにする人がいたら、疑ってかかった方がいい。文化の違いではなく、所得の違いによるものだ。
▷海外進出の際、人の行動の理由を何にあてはめていますか?
-アフリカが西洋をリードする日はこない?
いろいろなもの(人も、国も、宗教も、文化も)が変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づくこと。
そして、小さなゆっくりとした変化が積み重なれば大きな変化になると覚えておくこと。
▷アジア、アフリカがライバルになる日がくる可能性は大いにあります。
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極度の貧困の中にいる8億人を救う方法はわかっている。
必要なのは、平和、学校教育、すべての人への基本的な保健医療、電機、清潔な水、トイレ、避妊具、そして市場経済に参加するための小口信用(マイクロクレジット)だ。
▷新たなビジネスチャンスを捉えるために、先行参入を検討していますか?
いかがでしたか?
ぜひこの本をビジネスに活用してみてください。